William Silk appeared on NHK Saitama Radio Program Weekend Cafe with program host Ms Ishigaki interviewing Silk about his life in Saitama and musical activities.
アナウンス日誌
石垣真帆の巻
2009/3/13
weekend cafe お客さま日記
アイルランド生まれイギリス育ちのジャズヴォーカリスト ウィリアム・シルクさん
石垣真帆
こんにちは!
3月も半ば、桜の開花予想も発表されて、春本番もすぐそこですね☆
寒さでどこか張り詰めていた外の空気もちょっとずつ緩んで、なんとなく気持ちもウキウキしてくる季節です。
そんな中、今日のゲストで来てくださったのは、春にも負けない甘い声の持ち主・・・
アイルランド出身、イギリス育ち、そして今はここ浦和在住の、ウィリアム・シルクさんでした!
ピンクのシャツに黒のジャケットを着こなし、さいたま局まで自転車で来たというシルクさん。
ノーブルな雰囲気に整った顔出ちですが、笑顔はキュート!
滑らかな日本語で、時々ジョークも交えながらも熱く語ってくださった30分、あっという間でした♪
幼い頃から、歌手であった母の影響を受けてプロ歌手を目指していたシルクさん。
今から13年前、1996年に来日した後に、日本でその夢を叶えます。
2006年には、「第一回埼玉新都心 Jazz Vocal Contest」で準グランプリ受賞。そして2008年には「第27回 浅草ジャズコンテスト」ボーカル部門金賞受賞と、その実力は、確実に評価され始めています。
現在はジャズクラブやライブハウスなどで歌う日々、目の前のお客さんが聞き入ってくれる様子が何よりも嬉しいのだそうです。
そして先月には、初めてのアルバム「smile」をリリース。
シルクさんの人生に響いた選りすぐりの16曲を、豊かな自然に囲まれた那須高原のスタジオで、気の合う仲間と一切修正しない方法で収録したものだそうです。
今日オンエアしたのは、そのアルバム「smile」の中からシルクさんが選んだ3曲です。
1曲目は、♪「witchcraft」。
日本語では、“魔法使い”という意味ですが、「魔法のように自分のハートを奪われてしまった」・・・そんな、スリリングな恋のドキドキ感を歌った曲だそうです。軽快なジャズのサウンドがすんなり耳に入ってきて、体も自然にリズムをとっていました。
2曲目は、♪「Summer Memories」。
この曲は、井上陽水さんの「少年時代」のメロディに、シルクさん自身が書いた英語の歌詞をつけて歌い上げたもの。「日本の晴れた空が気持ちいい、なぜならアイルランドは寒かったから」・・・そんなアイルランドで過ごした子どもの頃の思い出を書いたそうです。
聴いてみると、英語の歌詞が新鮮で、それでいて、原曲の「少年時代」のようにやわらかく懐かしく響くナンバーに仕上がっています。
聞けばシルクさんは、井上陽水さんの大ファンなのだとか。少し懐かしい感じでゆっくり響く歌声に惹かれるとのこと、自身の初めてのアルバムに”ボーナストラック“として、どうしてもこの曲を入れたかったのだそうです。
(ちなみに、他に好きなアーティストを聞いてみたところ、アリス、チャゲ&飛鳥、ミスチル、山崎まさよし、という答えが。確かに共通する部分はあるなぁと思いながらも、日本の音楽をたくさん聞いていらっしゃることに驚きました!!)
そして3曲目は♪「You Raise Me Up」。
荒川静香さんがオリンピックの演技で使用した、優しいメロディのこの曲。日本で暮らし、歌い、作品をリリースできることを、自分を支えてくれている全ての人々に感謝したいという気持ちから歌ったのだそうです。
来日して13年。
シルクさんにとって日本は「第2の故郷」になりました。
日本人の奥様と仲良く暮らす浦和での生活も、とても気に入っているそうです。
そして、「ジャズシンガーというだけでなく、“ポピュラーシンガー”でありたい」と語っていたシルクさん。
「ビールではなくワインのような存在になりたい」とも表現してくれたのですが、多くの人に、時代が変わっても長く愛され続けるような歌を歌える歌手でありたい・・・そんな気持ちで、これからも、この日本で、歌い続けていきたいのだそうです。
そんなシルクさんの生の歌声を聴ける機会はこちら ↓。
「さいたま新都心JAZZ VOCAL CONTEST ‘09」
◆3月26日(木) 午後6時15分開場 7時開演 9時まで
◆さいたまスーパーアリーナ 展示ホールにて
過去3回の「さいたま新都心JAZZ VOCAL CONTEST」の入賞者によるコンサートで、JAZZ界の大御所、クラリネットの北村英治さんや、さいたま市出身でもあるサックスの稲垣次郎さんをお迎えしての演奏で、シルクさんはじめ入賞者の皆さんがジャズを歌うという、とても贅沢な時間になりそうです。
今回、スタジオに入る前から時々、シルクさんが英語で話しかけてくださったのですが・・・英語に触れるのが久しぶりだった私、ぎこちない会話になってしまったのが申し訳なく、そしてちょっぴり悔しかったです(笑)。
次回は30分英語でトークできるように鍛えておきますので(?!・・いえ、無理です!)、また是非、スタジオに遊びに来てくださいね☆
お待ちしています(^-^)
Sign up free for news of William Silk and upcoming events.
Your email address: